大阪・関西万博(EXPO 2025)で万博カメラを楽しむために、どこまで撮影OKでどこがNGか、機材(自撮り棒・三脚・一脚)の可否、SNSや配信の扱い、ドローン規制まで、来場者向けの一次情報をもとに分かりやすく整理しました。結論はシンプルです。私的利用の写真・動画は原則OK、商用・営利目的はNG。三脚・一脚は持込禁止、自撮り棒は“手のひらサイズ”のみ可、車輪付き荷物は不可。各パビリオン内部は掲示・スタッフの指示が最優先です。
参考一次情報:肖像・撮影の基本方針(PDF)/ 自撮り棒の可否(FAQ)/ 大型手荷物の取り扱い/ スタッフ無断撮影への注意喚起/ 来場者規約(禁止物・行為)/ 大阪府のドローン規制(条例)
万博カメラOK/NG早見表(私的利用/商用・機材・ドローン)
項目 | 可否 | ポイント | 一次情報 |
---|---|---|---|
私的利用での写真・動画撮影 | ✅ 原則OK | 他来場者の迷惑にならない範囲。トラブルは自己責任の注意あり。 | 肖像・撮影の基本方針 |
商用・営利目的の撮影/利用 | ❌ 禁止 | 営業目的の撮影・録音・ネット掲載は不可。 | 同上 |
パビリオン内の撮影 | ⭕/❌ 館ごと | 掲示(撮影禁止・フラッシュ禁止等)とスタッフ指示が最優先。 | 入場時の案内 |
三脚・一脚 | ❌ 持込禁止 | 禁止物として明示。 | 来場者規約(2025/7) |
自撮り棒 | ⭕ 条件付き | “手のひらサイズ”のみ可。伸ばしての使用は控える。 | FAQ:自撮り棒 |
大きな荷物・車輪付き(スーツケース等) | ❌ 原則不可 | 車輪付きはサイズ不問で不可。持込はX線上限W600×H400×D900mm以内。 | 大型手荷物(PDF) |
ドローン(小型無人機等) | ❌ 飛行禁止 | 夢洲+周囲おおむね1,000m/令和7年1/19〜10/13。違反は罰則。 | 大阪府:ドローン規制/大阪府警:手続・罰則 |
スタッフ等の無断撮影 | 🚫 控える | プライバシー/肖像権配慮。必要なら同意取得。 | 公式のお知らせ |
万博カメラの判断フロー(図解)
当日の迷いを減らすために、万博カメラの「OK/NG」をステップ順で確認できるカード型フローにしました(横スクロール対応)。
① 用途
これは私的利用?
はい → 次へ
いいえ(営利・広告素材・収益化) → NG
② 場所
今いるのはパビリオン内?
はい → 掲示・スタッフ指示が最優先(撮影/フラッシュ/動画)
いいえ(屋外・通路など) → 周囲の迷惑にならない範囲で可
③ 機材
- 三脚・一脚 → 持込禁止
- 自撮り棒 → 手のひらサイズのみOK(伸ばし使用は控える)
④ 荷物
X線上限 W600×H400×D900mm 内?
はい → OK
いいえ → 持込不可(車輪付きはサイズ不問で不可)
⑤ 配信/投稿
収益化オン? 広告目的?
はい → NG(商用)
いいえ → 記念投稿はOK(周囲配慮)
⑥ 空域(ドローン)
会場+周囲約1kmは期間中飛行禁止。例外は厳格手続・罰則あり。
出典: 撮影の基本方針 / 自撮り棒の扱い / 大型手荷物 / ドローン規制
まず結論:私的利用はOK・商用はNG(万博カメラの基本)
「私的利用」とは何か(一次情報の要点)
公式文書は、会場内で来場者が撮影した写真・動画は私的利用に限ること、そして他の来場者の迷惑にならない範囲で撮影することを明記しています。
一次情報:Portrait Use and Photography(PDF)
「商用・営利目的」はどこからNGか
営業目的の撮影・録音・公衆送信・ネット掲載はNG。YouTube等で収益化オンの配信や、広告素材としての利用は商用に該当します。迷う場合は使わないのが安全です。
参考:撮影基本方針(私的利用のみ)
機材のルール:三脚NG/自撮り棒は“手のひらサイズ”のみ(万博カメラ)
三脚・一脚は持込禁止
カメラの一脚・三脚は持込禁止です。混雑・安全確保の観点で禁止物に列挙されています。
一次情報:来場者規約(2025年7月改訂)/ 公式マップ(注意事項)
自撮り棒は“手のひらサイズ”のみ可(伸ばしての使用は控える)
自撮り棒は手のひらサイズであれば持ち込み可能ですが、伸ばしての使用は周囲の迷惑になるため控えるよう案内されています。
一次情報:FAQ:Can I bring a selfie stick?
荷物制限(X線上限)と車輪付き手荷物の扱い
持ち込める手荷物はX線検査機の上限サイズである幅600×高さ400×奥行900mm以内。車輪付き(スーツケース・カート等)はサイズ不問で不可です。
一次情報:Restrictions on Large Baggage/ Handling of Large Baggage(PDF)/ FAQ:Large baggage
パビリオン内の撮影:掲示・スタッフ指示が最優先(万博カメラ)
館内は「例外ルール」が多い(撮影禁止・フラッシュ禁止・動画制限など)
展示保護や安全の都合で、撮影禁止/フラッシュ禁止/動画の制限/補助機材禁止などの個別ルールが設けられます。入場後は掲示とスタッフの指示に従ってください。
参考:Entrance Guide
行列・混雑時の配慮(通行妨害の回避)
長時間の立ち止まりや通路を塞ぐ撮影は、運営の判断で制止・退場の対象になりえます。シャッターは短時間、立ち止まりは最小限に。
人物の写り込みと権利配慮(トラブル回避の実践)
肖像権・プライバシー・知財への配慮
私的利用であっても、著作権・商標・パブリシティ権などの権利侵害となる使い方は避け、近接で特定個人を強調する場合は同意の取得を推奨します。
参考:撮影の基本方針
スタッフの無断撮影は控える
公式から、スタッフの無断撮影・無断配信は控えるよう注意喚起が発出されています。必要があれば同意を得てください。
一次情報:公式のお知らせ(2025/7/31)
ドローン(小型無人機等):会場と周辺で原則飛行禁止
対象範囲と期間
夢洲およびその周囲おおむね1,000mが対象。期間は令和7年1月19日〜10月13日。必要に応じて対象施設周辺が追加指定されます。
一次情報:大阪府:ドローン規制(条例)/ 警察庁:安全・安心な万博警備
罰則と例外手続き
対象地域上空での飛行は原則禁止。博覧会協会や土地所有者等の同意+公安委員会への通報(7日前まで)等が必要で、無許可飛行は罰則(1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金)の対象です。
一次情報:大阪府警:手続・罰則
SNS投稿・ライブ配信:記念投稿はOK、営利・商用はNG(万博カメラ)
私的な共有は概ねOK
私的利用の範囲での記念投稿は概ねOK。ただし、パビリオン内の掲示・指示や、他来場者の迷惑防止を最優先してください。
出典:撮影の基本方針
収益化・広告素材は避ける
収益化(広告収入など)や販売促進のための利用は商用に該当し、規約違反となります。
出典:撮影の基本方針
当日すぐ使えるチェックリスト(万博カメラ)
- 入場前:三脚・一脚は持たない/自撮り棒は手のひらサイズのみ。荷物はX線上限W600×H400×D900mm内。
参考:FAQ 自撮り棒/ 大型手荷物(PDF) - 入場後:館内は掲示・指示最優先。混雑時は立ち止まり最小限。
- 人物:近接・強調撮影は同意。スタッフの無断撮影は控える。
出典:公式のお知らせ - 投稿前:用途が私的利用かを再確認。営利・商用なら使わない。
- ドローン:会場+周囲約1kmは期間中飛行禁止。
出典:大阪府:条例/ 大阪府警:手続・罰則
よくある質問(現地からの万博カメラ相談)
Q. クラスや会社の集合写真は撮れますか?
A. 撮影自体は問題ありません。ただし三脚・一脚・大型自撮り棒は不可のため手持ちで対応してください。
一次情報:FAQ:集合写真と三脚
Q. ジンバルや胸部固定カメラは使えますか?
A. 規約に一律の禁止は明記されていませんが、補助機材は館内ルールで不可の例が多く、通行の支障となる使い方は禁止行為に該当し得ます。現地の掲示・指示に従ってください。
参考:Entrance Guide
Q. 会場サイトの画像素材を自分のブログで使えますか?
A. 原則、公式画像の利用は申請制です。利用上の注意や禁止事項を確認し、必要に応じて申請してください。
一次情報:FAQ:公式画像の利用
参考リンク(一次情報・公式のみ)
- Portrait Use and Photography(PDF)
- Rules and Regulations for Visitors(2025年7月改訂, PDF)
- FAQ:自撮り棒
- Restrictions on Large Baggage/ Handling of Large Baggage(PDF)
- News:スタッフ無断撮影について
- 大阪府:ドローン規制(条例概要)/ 大阪府警:手続・罰則(対象地域内で飛行する場合)
- FAQ:集合写真と三脚
- Entrance Guide(入場時の案内)
本記事は2025年9月11日時点の公式情報に基づいています。ルールは更新される可能性があるため、来場前に上記リンクから最新情報をご確認ください。
コメント