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モヤモヤ解消!オリンピックでコンドーム配布はなぜ?その意味は?

ひと・テレビ・ネット

選手村でコンドームが配られることは、多くの人が知っています。

今回のパリ五輪では男性用コンドーム20万個 女性用コンドーム2万個が配布されました。

(女性用コンドームについては後述*)

初めて知った方は頭の中が???だらけになりますよね。


何よりも配られる数が半端ありません。

オリンピックの選手数は多い時で、一大会で一万一千人程度です。

ということは男性で一人当たり20個になります。


どうしてそんな数が必要なの? …と思うのも当たり前です。

この記事では、その辺りのモヤモヤを吹き飛ばすことを目的としました。

この記事を読んで、少しでもスッキリしてもらえれば幸いです。

まずは現状を見ていきましょう!

実際に配られた数

1988ソウル8500個
1922アルベールビル3万個
1922バルセロナ9万個
1994リレハンメル4万個
1996アトランタ1.5万個
1998長野3.6万個
2000シドニー9万個
2002ソルトレイクシティ10万個
2004アテネ13万個
2006トリノ不明資料なし
2008北京10万個
2010バンクーバー10万個
2012ロンドン15万個
2014ソチ10万個
2016リオデジャネイロ35万個女性用10万個
2018平昌11万個
2021東京16万個
2022北京不明
2024パリ20万個女性用2万個
  • 冬季は青文字
  • 「女性用」は記載されていない大会でも配られています。
  • リオデジャネイロ大会が異常に多いのは、当時流行っていた感染症「ジカ熱」対策と他の開催地に比べ性感染症が多いという地域性も理由のようです。
  • コンドーム以外でもローションなどが配られています。

*「女性用コンドーム」は日本では入手困難とされています。
  引用元:ピントル

主催者側の理由

HIVウイルスとエイズ撲滅のための宣伝・啓発活動が一番の目的です。

東京2020 組織委員会

選手村で使うというものではなく、母国に持ち帰っていただき啓発にご協力いただくという趣旨・目的のもの。HIV(エイズ)はアスリートや若者の未来を奪う病気であり、差別や貧困も生んでいる。IOC(国際オリンピック委員会)がその撲滅のための啓発活動の一環として行っている。

1988年 ソウルオリンピック 初めて配られた大会

性感染症の予防。HIV(ヒト免疫不全ウイルス)とエイズへの意識を高めるため。

2022年 北京オリンピック 冬季

ループ内にとどまる人々へ適切な時期に、適切な量のコンドームを無料で提供する。

+ループとはすべての関係者と一般市民を隔離するもの。
*上記は記者への通達文です。

一般の意見や取材記事

もちろん統計はありませんが、選手間同士で使われているという噂は後を絶ちません。

yahoo知恵袋

いくつか紹介します。

他には…

画像引用元:yahoo!知恵袋

他のブログ記事

「アスリートは性欲が強い」というのはもはや周知の事実。

身体を鍛えると男性ホルモンが多く分泌されるため そのぶん夜のほうも積極的になるのだとか。

ある意味体を危険に晒しているため「子孫を残さなきゃ」という本能が働くみたいですね。/

引用元:雑学カンパニー

選手の話

ホープ・ソロ選手(女子サッカー 米代表)

「建物の陰や芝生の上なんかでみんなセックスしているわよ」

ライアン・ロクテ選手(競泳 米代表)

「選手の7割はやってるよ」

猫ひろし選手(男子マラソン カンボジア代表)

実態のコメントはありませんがリオの選手村での写真をツイッターしています。



記者の話

「女子アスリートがウサイン・ボルトの部屋の前に詰めかけた」

「シンクロのペアのひとりが毎日しているので 怒って解散した」

モヤモヤする疑問点

なぜこんなにも数が多いのか?

啓発目的なら、ひと箱単位で十分でしょう。

滞在期間中に使うとしても使いきれません。

なぜ大会前に配るのか?

大会期間中の使用を前提にしているとしか思えません。

考えられること

疑問に対する回答

住んでる地域によって、あるいは経済事情によって手に入りにくい人達がいることが分かっています。

当然彼らは性感染症のリスクが高い。

10万個や20万個で彼ら全員を救うことはできませんが、啓蒙活動としては十分な数字でしょう。

オリンピアンに配られるのですから、彼らの自国での注目度は政治家以上です。

大会前(競技が始まる前)に配る方が段取りがいいのかもしれませんが、

使用する選手も絶対数いるのは確かなようです。


ちゃんとした性教育を受けていない10代の選手もいるため、「自分自身を守るためにコンドームは必要」という面もあります。


現在のオリンピックが目指しているもの

パリオリンピックでは、選手村においてアスリートの身体的健康・精神的健康に取り組むことが発表されました。

注目されるのは、メンタルヘルスに特化した対応もできることです。

競技に負けたときに 体形や体重、性差別や人種差別などのコメントがメディアで流れた場合、選手を救う対応をするとのことです。

また、コンドームの配布は「性的健康キャンペーン」の一環で、大会期間中は検査センターも設置されたようです。

メダルの数ばかり報道されていますが、今後テレビでも特集が組まれるかもしれません。

まとめ

コンドームが配られるのは、HIVウイルスやエイズ予防のプロモーションが始まりでした。

今はそれだけではなく、健康的な性生活の啓発という意味もあるようです。


ですので、配られたコンドームを使用する選手がいるのも当たり前のことと捉えられているようです。

中学生のうちに男子も女子も避妊具について学ぶ欧米と違い、性教育が遅れている日本では コンドームが配られることに対する違和感が強いのかもしれません。

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