
なんか世間では「eスポーツ」って言葉よく聞くようになったけど、ただゲームするだけでしょ?
どうしてそれがスポーツなの?
無茶苦茶インドアの話じゃない。
どうして「おでかけ」につながるの?
…それがドンドンつながっていってるんです。
eSportsってなに?
eSports(エレクトロニック・スポーツ)は、今や世界中で注目される競技のひとつです。
プロ選手の活躍、大規模な国際大会、そしてゲームが持つ熱狂的な盛り上がり……。
ただの娯楽ではなく、スポーツとしての地位を確立しつつあります。
しかし、eSportsの魅力はプロだけのものではありません。
特に最近では、障害を持つプレイヤーが活躍できる環境が整い、多くの人が楽しめるようになっています。
今回は、eSportsの基本から、誰でも参加しやすい環境づくりまでを紹介していきます。
eSportsの種類は?
eSportsはコンピューターゲームを使った競技で、主に以下のようなジャンルがあります。
個人競技も団体競技もあるのが魅力ですね。
MOBA(マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ)
例:『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』、『Dota 2』
チーム戦が中心で、戦略とチームワークが重要なゲーム。
FPS(ファーストパーソン・シューティング)
例:『VALORANT』、『Counter-Strike 2』、『Call of Duty』
一人称視点のシューティングゲームで、反射神経と戦略が問われる。
格闘ゲーム
例:『ストリートファイター』、『鉄拳』、『大乱闘スマッシュブラザーズ』
1対1の戦いがメインで、操作テクニックが勝敗を分ける。
バトルロイヤル
例:『フォートナイト』、『Apex Legends』、『PUBG』
多人数が同時に戦い、生き残りを目指す形式のゲーム。
スポーツ・レーシングゲーム
例:『FIFAシリーズ』、『NBA 2K』、『グランツーリスモ』
実際のスポーツをゲームで体験できる。
eSportsの大会は世界中で開催されており、高額賞金のかかるものもあります。プロチームに所属し、スポンサー契約を結ぶ選手も増えてきました。
eSportsの大会とリーグ
eSportsには、さまざまな大会やリーグがあります。
ワールドチャンピオンシップ(LoL):『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会で、毎年開催されています。
The International(Dota 2):『Dota 2』の世界最大級の大会で、賞金総額は数十億円にのぼる。
EVO(Evolution Championship Series):格闘ゲームの祭典。『ストリートファイター』や『鉄拳』などの試合が行われる。
Call of Duty League(CDL):『Call of Duty』の公式プロリーグ。
FIFA eWorld Cup:『FIFAシリーズ』の公式世界大会。
日本国内でも、「全国高校eスポーツ選手権」や「RAGE」「JCG」などの大会が開催されており、アマチュアからプロまで幅広く参加できる環境が整っています。
eSportsとアクセシビリティ(参加しやすさ)
eSportsの大きな魅力のひとつは、「身体的な制約があっても楽しめる」点です。
例えば、車椅子の選手や視覚・聴覚に障害があるプレイヤーでも、適切なデバイスや設定を使えば競技に参加できます。
最近では、さまざまなアクセシビリティ機能がゲームに導入されています。
カスタマイズ可能なコントローラー:Microsoftの「Xbox Adaptive Controller」など、ボタン配置を自由に設定できるデバイスが登場。
音声認識や字幕機能:聴覚障害のあるプレイヤー向けに、ゲーム内の音声を字幕化する機能が搭載されているタイトルも増加。
色覚補正オプション:視覚障害のあるプレイヤー向けに、色のコントラストを調整できる機能を持つゲームも多い。
こうした工夫により、より多くの人がeSportsを楽しめる環境が整ってきています。
日本と世界のeSports事情
日本では、eSportsのプロリーグや高校生向けの大会などが活発に行われています。
たとえば「全国高校eスポーツ選手権」では、学生たちがチームを組んで競い合い、ゲームを通じた新しい学びの場となっています。
一方、海外ではeSportsの市場規模が急成長しており、欧米や韓国、中国ではすでに「プロスポーツ」として確立されています。
特に韓国ではeSports選手が国民的なスターになるほどの人気を誇ります。
また、パラeSportsのイベントも増えてきており、障害を持つ選手が公平に競い合える大会も開かれるようになっています。
こうした動きが広がれば、さらに多くの人がeSportsに参加しやすくなるでしょう。
eSportsへの参加方法
eSportsに興味があるけど、どう始めればいいのか分からない人も多いかもしれません。
以下のような方法で参加できます。
1. オンライン大会に参加する
「JCG」や「RAGE」は、オンラインで誰でも参加可能な大会を開催しています。
『Fortnite』や『Apex Legends』の公式イベントも定期的に行われています。
2. eSportsチームに加入する
eSportsチームに加入し、練習や大会に参加します。
Twitterや公式サイトで募集していることが多い。
3. 学校のeSports部やサークルに入る
高校や大学にはeSports部がある場合があり、チーム戦を経験できます。
4. プロリーグのトライアウトを受ける
日本eスポーツ連合(JeSU)や、各ゲームのプロリーグでトライアウト(選手募集)を行っています。
まとめ
eSportsは、単なるゲームの枠を超え、誰もが楽しめる競技へと進化しています。
障害の有無に関わらず、多くの人が熱中できる環境が整い始めています。
「ゲームは遊び」と思われがちですが、eSportsは戦略性やチームワーク、判断力などを鍛える場でもあります。
これからの時代、eSportsはさらに多様なプレイヤーが活躍できる場になり、スポーツとしての価値を高めていくでしょう。

eSportsの世界に足を踏み入れてみたくなりましたか?
初めての方が始めやすいような情報を書き足していく予定です。
コメント