まだ容疑者の段階ですが、両親を殺害したと思われる事件の内容が気になります。
さらに、ニュース映像を見てまず驚いたのは36歳には見えない姿だったと思います。
長年の生活状況が現れてるのでしょうか?
朝ドラ『虎に翼』でも取り上げられていた尊属殺ですが、通常の殺人よりも込み入った動機があるのでは…と思ってしまいます。
この記事では事件のあらましから、喜多容疑者の生活の様子や、今後の展開について推察していきます。
事件の概要
引用元:中京テレビNEWS
今月10日に名古屋市緑区のマンションで60代の夫婦が死亡しているのが見つかり、同居の息子「喜多圭介」が殺人容疑で逮捕されました。
自分で110番通報をしたようです。
供述では、母由美子さん(61)の頭をテーブルの脚や手で何度も殴り殺害したとのことです。
近所の人の話では、換気扇からよく男女の喧嘩する声が聞こえてきてたようです。
深夜に怒鳴り声と叫び声が聞こえることも…。
「殺意はありません」と言ってますが 「自分で貯めたお金を母に使われて腹が立った」とも供述しています。
室内には父禎則さん(61)の遺体もありました。
二人ともその場で死亡が確認されました。司法解剖になっています。
また喜多容疑者の腕には刃物による切り傷があり、「死のうとしたが死にきれなかった」とも話しています。
9日夜にあわてて車に乗り込む喜多容疑者の姿があり 直後に何かに車がぶつかる音が聞かれています。
11日に県警から二人の死因は「外傷性ショック」と発表されています。
頭や顔に傷があり、肋骨も折れていたそうです。
12日に身柄が検察庁へ送られました。
疑問点
凶器はテーブルの脚?
テーブルの脚? と思ってしまいますね。
取り外し出来る金属製の脚なんでしょうか?
鈍器で息がなくなるまで叩かれるわけですから 想像を絶する苦痛だったかと思います。
無職なのに自分で貯めたお金とは?
株か何かをしていたのでしょうか?
SNSなどの痕跡がないことから あまりネットを使うタイプではないという印象です。
この家族の経済面については分かりませんが、もし両親に養って貰ってたとしたらこんな言葉は出てこないような気がします。
年齢が老けて見えるのは?
髪が透けて頭皮が見え、白髪が混じっているようにも見えることから多くの人が違和感を覚えたと思いますが、よく見ると肌はそんなに老化していません。
食生活や自己管理の影響もあるのではないでしょうか?
情報として、風呂に入るように怒鳴る男性の声を近所の人が聞いています。
これが父親の声だとしたら、生活態度を注意されて腹が立っていたという背景もあるかもしれません。
容疑者のプロフィール
年齢 | 36歳(2024年10月時点) |
家族 | 両親と3人暮らし |
職業 | 無職 |
見た目 | 100キロ以上ある肥満型の巨漢 無精ひげで髪も梳かしていない。 ヨレヨレのジャージが多い。 |
日常 | 昼間母親の運転する車で出かけることがある。 行き先は不明。 |
現場住所 | 名古屋市緑区亀が洞 |
推察
まだ推察するほど情報がありません。
現時点では成人してからの喜多容疑者の暮らしぶりが分かっていません。
引き込もりに近い状態で 両親に注意され逆上した感じですが今後の捜査によっていろいろ分かってくるでしょう。
肋骨が折れるほど殴打していながら「殺意はありません」と答えるということは、
自分が被害者のような意識があるのかもしれません。
今後の流れ
検察官の捜査が進められるので 報道を待ちたいと思います。
裁判員裁判になります。
認否について争いはないでしょうから 裁判員は量刑で悩むのではないでしょうか。
弁護側は精神鑑定を言い出してきそうです。
まとめ
ショッキングな事件ですが、あまり関心をもたれていない印象があります。
事件の構図が見えてしまった感があるのかもしれません。
でもこのご両親と同じような悩みを持たれている方々は 結構な数のはずです。
両親は具体的にどうすればよかったのでしょうか?
これからの捜査や裁判で 同じような境遇の方に対する世間の関心も集まるでしょう。
お二人のご冥福をお祈りいたします。
補足(尊属殺)
尊属殺について
簡単に書くと 以前は尊属殺人罪は通常の殺人より刑が重かった。
しかし 情状酌量を考慮すべき事件で執行猶予をつけられないケースがあり(栃木実父殺害事件)、見直されてついに刑法改正に至った。
村山富市政権下の1995年(平成7年)に国会で刑法が改正され(平成7年法律第91号)、条文が文語体から口語体に変更されると同時に、尊属殺人罪だけではなく尊属傷害致死罪・尊属遺棄罪・尊属逮捕監禁罪も含めた、すべての尊属加重規定が削除された。
引用元:Wikipedia
昔は 敬うべき親を殺したのだから通常より罪を重くすべき…という考えだったんでしょうね。
続報
再逮捕
10月31日、父親の禎則さんも殺害した疑いで再逮捕されました。
警察は、喜多容疑者が母親を殺害した数時間後に帰宅した父親を襲ったと見ているようです。
しかし ここで疑問があります。
数時間の差があるなら 自分の腕を切りつけたのは禎則さん殺害の後なんでしょうか?
冷静になることは出来なかったのでしょうか?
車に乗りこむ姿やぶつかる音などとの時系列が気になります。
公判を待ちたいと思います。