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【介助の車椅子】祖父母を買い物に連れて行きたい時のヒント!

おでかけ弱者返上
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「敬老の日」は過ぎてしまいましたが、おじいちゃんとやおばあちゃんを買い物に連れていってあげたい人はたくさんおられると思います。
特に歩くのが億劫になって必要最小限のお出掛けしかしない祖父母が身近にいると、自分に出来ることであれば喜ばせてあげたいと思うでしょう。

そんな方に役立つヒントをまとめました。

事前に考えること

お出掛け手段

車で出かける、電車で出かける、バスで出かける、…色んな選択肢があると思いますが ここでは自家用車あるいはレンタカーであなたが祖父母を買い物や食事に連れていってあげることを前提に話を進めましょう。
運転はあなたがすると思ってくださいね。

気をつけることを書きます。

目的地までの距離
距離に気をつけてください。…といっても家から目的地までのクルマで走る距離ではありません。

駐車場から目的地までの歩行距離です。
出来るなら途中の段差や坂の勾配も把握しているのが望ましいです。

せっかく喜ばせるために連れてきたのに、着いた途端に疲れてしまっては祖父母にとってありがた迷惑になってしまいます。

車椅子を準備しよう

連れて行ってあげたい人はいつもは杖で歩かれているんでしょうか?

車椅子を持っているなら、ぜひそれを持って行ってください。
「そんなもんいらん!」と言われる方でも 疲れて腰掛ける場所が必要です。

もし持っていなければ現地で借りられるか確認しておきましょう。
予約ができるのであれば、予約もしてください。
無駄にはなりません。

積み方については、バゲッジスペースがある方はそこへ。

無い方は後部座席や助手席に固定できるようにしましょう。

行き場所は?

繫華街・商店街

まず利用可能なトイレを確保しましょう。
杖でどこでも利用できるなら問題ありませんが、路面店にバリアフリートイレはほぼありません。

道路には雨水処理のため緩やかな傾斜がついていますので、車椅子から手を離さないようにしてください。

店などに入るときの段差については「ワンポイント」で述べます。

ショッピングモール・屋内施設

上に書いたようなトイレや傾斜・段差の問題はほぼありません。

商店街でもいえることですが、混雑時に車椅子で自走できないとひどく疲れます。
一段低いところにいるので、空気も悪いし、頭の上で声が聞こえるので気分が悪くなります。

かといって、杖で歩ける方が無理して歩くと杖を蹴られてかなり危険です。
私も杖を使っていた頃初詣でまともに歩けませんでした。

ワンポイント

ブレーキをする場所

立ち止まってハンドルから手を離すときはいつもブレーキをかけるようにしてください。

特に坂の途中や傾斜があるときなど思わぬ事故につながる可能性があります。

前輪キャスターの向き

車椅子が身近にある方でないと分かりにくいことですが、前方へ進んでいる時とバックさせている時とでは 前輪キャスターの向きが180度違います。

画像を見て 違いがお分かりになるでしょうか?

筆者撮影

前方へ進んでいる時



筆者撮影

バックさせている時

何を言いたいかというと、乗っている人が目の前の商品を見たり触ったりするとき バックさせている時の前輪キャスターの向きでブレーキをかけてあげてほしいということです。

ステップに体重をかけた場合の転倒の危険を減らせます。

前輪キャスターが小さい場合

屋内での使用をメインに考えた車椅子の場合 前輪キャスターの径が小さいものがあります。

狭いスペースでの方向転換などは便利ですが 屋外での使用は溝に嵌りやすく注意が必要です。

押している人が前輪を上げるなど 注意してください。

段差や急なスロープでの向き

基本的に上りは前向き 下りは後ろ向きに車椅子を動かしてください。

ずり落ちなければ大丈夫…ではありません。

体幹機能が弱ってると上半身を支えきれません。
ゆっくり行ってくださいね。

空気圧 その他

レンタルの場合空気が入ってなかったり パンクしている時があります。
自分の車椅子があるほうが安心できます。

他には当たり前のことですが、路面が凸凹しているときは早めに声掛けしたりとか
急旋回にならないようにしましょう。



停め場所について

押している人もトイレに行くし 車椅子を停めて待ってもらう時間があります。

停め場所については、ベンチがあればその横がいいですが なければ

・平坦な場所
・混雑してない場所 
・人目に付きやすい場所

を選んで停めるようにしましょう。

まとめ

ショッピングモールや商店街に祖父母を連れ出してあげるときのヒントや気づいたことをまとめましたが、行き場所や本人の希望によって気をつけることは全然変わってきます。

好意の押し売りにならないように、コミュニケーションをとってから連れてってあげるほうがいいですね。

あと ちょっとしたコツですが、短い時間で(帰る時間も決めて)一か所だけにするほうが お互い気持ちよく行って帰って来られると思います。
満足した気分のままで終わりましょう。

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