万博を自由研究にするアイデア7選 (まだ間に合う!)

夏休みの宿題の中でも、特に悩みの種になりやすいのが自由研究です。
テーマを決めるのに時間がかかり、気づけば提出日目前…というご家庭も少なくありません。

そこで注目したいのが、2025年に開催される大阪・関西万博。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、SDGsや最先端技術、世界の文化に触れられる学びの宝庫です。

この記事では、万博を自由研究のテーマにするための具体アイデア7選と、まとめ方・評価されやすいコツ、参考資料までをわかりやすく解説します。小学生にも取り組みやすく、親子で楽しく進められる内容です。

目次

万博ってどんなイベント?自由研究に最適な理由

万博の歴史と目的(過去から学ぶ)

万博(国際博覧会)は、19世紀のロンドン万博を起点とする世界規模の展示イベントで、各国が産業・文化・技術を紹介し、交流を深める場として発展してきました。
日本では1970年の大阪万博が有名で、月の石や動く歩道など当時の最先端に触れられる「未来体験の場」でした。歴史の流れをたどるだけでも、十分に価値ある自由研究になります。

大阪・関西万博(2025)のテーマとは?

2025年の大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマ。
会場では、再生可能エネルギーや水素活用、次世代モビリティ(自動運転EVバス、空飛ぶクルマなど)、最先端医療、食の未来、デジタル社会など幅広い分野に触れられます。
現地に行けない場合でも、公式サイトやパビリオンの情報公開、オンラインコンテンツを素材にして研究を進められます。

小学生にとっての自由研究の題材になる魅力

万博は五感で学べるのが魅力です。展示を見て・触れて・聞いて・考える過程で「なぜ?」が生まれます。
パンフレットや写真、観察メモを使って、自分だけの気づきを言語化すれば、オリジナリティと説得力が自然に高まります。

図解:会場イメージ(横長画像)

万博×自由研究のおすすめテーマ7選

1. 万博開催国のくらしと文化の比較(自由研究:文化)

衣食住・学校生活・祝祭・住環境などを切り口に、複数国のパビリオンを比較。地図+写真+短評の三点セットでまとめると読みやすくなります。

  • 例:主食・朝ごはんの比較、通学手段、家庭のエネルギー源
  • まとめのコツ:似ている点/違う点/その理由(歴史・地理・気候)
  • ざっくり5大陸で、一か国ずつ比較するのも面白いです。
  • あるいは、近隣の何か国かを比較するのも、違いが浮き出て。

2. 万博の歴代パビリオンと技術の進化(自由研究:科学)

1970年大阪万博から2025年までの技術進化を年表化。映像・通信・建築・交通などジャンル別に整理すると理解が深まります。

主なトピック当時の驚き今との違い(進化点)
1970動く歩道・月の石展示未来感のある移動体験自動運転・ロボティクス・XR体験へ高度化
2025次世代モビリティ・再エネ・デジタル社会社会実装の直前段階の技術カーボンニュートラルや医療DXなど複合領域へ

たとえば、通信技術の変化なら、こんな感じにまとめられます。

1970年代:固定電話とアナログ通信の時代

1970年の大阪万博では「ワイヤレス電話」や「カラーテレビ」が未来技術として注目されました。当時は固定電話が主流で、国際通信も高額で限られたものでした。

1980年代:携帯電話の登場

肩にかける大型の携帯電話が登場し、通信の「持ち運び」が始まりました。同時にファックスやパソコン通信も普及し、企業や一部の家庭でデジタル通信が浸透しました。

1990年代:インターネット元年

インターネットが一般家庭に広がり、Eメールやホームページが登場しました。携帯電話も小型化し、ショートメッセージサービス(SMS)が利用され始めました。

2000年代:ブロードバンドとスマートフォン前夜

ADSLや光回線が普及し、高速インターネットが当たり前に。日本ではiモードに代表されるモバイルインターネットが普及し、世界では2007年のiPhoneが通信環境を一変させました。

2010年代:スマホとSNSの時代

スマートフォンが生活の中心となり、LINEやFacebook、TwitterなどSNSが社会インフラ化。動画配信サービスやクラウド利用も一般化しました。

2020年代:5GとIoTの社会

5G通信が商用化され、自動運転や遠隔医療、メタバースなど新しい利用シーンが拡大。AIとの組み合わせで通信は「人と人」から「人とモノ」「モノ同士」へ広がっています。

2025年:万博での未来通信

大阪・関西万博では6Gの実証や超低遅延通信の活用が期待され、現地とバーチャル空間をシームレスにつなぐ「未来の通信社会」が体験できると予測されています。

3. 万博とSDGs:世界が目指す未来とは?(自由研究:公民)

展示内容とSDGsの17目標の対応関係を作ると、社会課題の「見える化」に。家庭・学校・地域で実践できるアクションを1〜3個添えると高評価になりやすいです。

展示のテーマ関連するSDGs目標自分ができる行動
再生可能エネルギー7, 13節電・省エネ家電の利用、再エネの調べ学習
食と健康2, 3, 12食品ロス削減、地産地消、栄養バランスの記録
海の豊かさ14マイクロプラ対策、地域の清掃活動に参加

4. 未来の交通手段とエネルギー技術(自由研究:理科)

水素エネルギー、EV、空飛ぶクルマなどの仕組みと課題を図解化。エネルギーの流れ(発電→貯蔵→輸送→利用)を1枚図にまとめると理解が進みます。

たとえば…

未来のエネルギー

水素エネルギー

水素は燃焼しても水しか排出せず、CO2を出さないクリーンエネルギーです。燃料電池車や発電所での利用が進み、再生可能エネルギーと組み合わせることで脱炭素社会の切り札として期待されています。

EV(電気自動車)

電気自動車はバッテリーに充電した電力でモーターを回す仕組みで、走行時に排ガスを出しません。再エネ電力と組み合わせれば環境負荷を大幅に減らせるほか、自動運転や車と家の電力連携(V2H)も注目されています。

空飛ぶクルマ

小型電動航空機をベースにした「空飛ぶクルマ」は、都市間や都市内の新しい移動手段として研究開発が進んでいます。渋滞回避や災害時の輸送手段としての活用が期待され、2025年大阪・関西万博での実証実験も予定されています。

5. 世界のごはんを食べ比べ!食文化研究(自由研究:家庭科)

主食・朝食・行事食の比較や、未来の食(昆虫食・培養肉など)を調べて試食記録。栄養バランス表やコスト比較を入れると説得力が増します。

こちらの記事も参考に → 2025大阪・関西万博パビリオン別レストラン完全ガイド【保存版】

6. パビリオンデザインを考えてみよう(創造系自由研究)

実在パビリオンの特徴(形・素材・光の使い方)を観察→自分のオリジナル設計へ展開。模型・3Dアプリ・展開図など表現方法は自由です。

7. 仮想「マイ万博」企画プレゼンの自由研究(総合)

「もし自分が万博を開催するなら?」を設定し、テーマ・ゾーニング・展示体験・動線計画までプレゼン。パワポ+模型の組み合わせは審査で目を引きます。

自由研究のまとめ方&評価されやすいコツ

調査型/体験型/創造型に分類して内容を構成

テーマを調査・体験・創造に分類し、ねらい・方法・結果・考察をシンプルに揃えます。混合型(例:現地観察+工作+提案)にすると深みが出ます。

テーマに合わせた資料の探し方(Web・図書館・ニュース)

模造紙/レポート/PowerPointなど発表形式の工夫

模造紙は写真(大)+吹き出しで視覚化、レポートは問い→調査→結果→考察→結論の順。パワポは音声解説や短尺動画を加えると伝わりやすいです。

評価ポイントを意識した見せ方

  • 目的が明確:何を明らかにしたいのか1文で書く
  • オリジナリティ:自分の工夫・仮説・比較軸を示す
  • 視覚的にわかりやすい:図解・表・写真・色分け
  • 結論が整理されている:要点を3つに絞る
  • 参考資料が明示:URL・書籍名・聞き取り先を明記

実際にやってみた!万博自由研究の事例紹介

小学生Aさん:SDGsテーマで賞をとった自由研究

展示とSDGsの対応表を作成し、家庭や学校での具体的アクションを提案。「自分ごと化」できた点が高評価につながりました。

小学5年生:万博パビリオンの模型を制作(制作型)

大屋根リングなど象徴的な構造を厚紙・発泡スチロールで再現。制作手順を写真で記録し、材料と工夫点を整理して提示しました。

保護者目線:準備にかかった時間、材料、注意点

  • 目安時間:調査10時間+工作5時間+まとめ3時間
  • 材料費:2,000〜3,000円(紙・糊・スチレンボード・印刷等)
  • 注意点:予約制展示や混雑時間帯の把握、撮影可否の確認

万博自由研究に使える便利な参考資料・リンク集

万博協会の公式サイト・資料ページ

大阪・関西万博 公式サイト(最新ニュース、パビリオン情報、イベント案内)

子供向けSDGs/未来社会コンテンツまとめ

日本赤十字社 NEWS 特集(SDGsの考え方や身近な実践例)

無料で使えるワークシート・テンプレート集

住友館 自由研究テンプレート(下書きや構成に便利)

まとめ|万博 自由研究は今こそ好機

万博 自由研究は情報が多く見えても、切り口を絞れば楽しく深い学びになります。ここで紹介した7つのテーマや事例、まとめ方のコツを使って、現地体験+資料調査+自分の考えを融合させたオリジナル研究に仕上げてください。未来やSDGsへの関心を育み、世界とのつながりを実感できる絶好の機会です。

この記事を書いた人

やんち
出歩くのが好きなやんちが、外出が困難な方に役立つ色んな情報を発信しています。

住所:大阪
仕事:技士をしていましたが現在事務職です。
趣味:テニスと英語
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次