2025年に開催される注目の「大阪・関西万博」。
その舞台を、自宅などからVRで体験できることをご存じでしょうか。
しかし、「どう始めればいいのか分からない」「必要な機材は何か?」と困惑している方も多いはずです。
さらに、実際の会場に行きたくても「移動が困難で諦めた」「混雑や気温の問題で参加を断念した」という方もいらっしゃいます。
そんな方にこそ、VRでの万博体験は大きな助けになります。ご自宅から安心して未来を感じられる手段として、ぜひ参考にしてみてください。
この記事では、初心者の方でも安心して「万博VR」に一歩踏み出せるよう、「万博VRとは何か」から「具体的な体験の方法」「機器選び」「手頃な工夫」まで、段階を追って丁寧に解説します。スマホだけで始めたい方にも対応。さあ、ご自宅から“未来”へ飛び込んでみましょう。
VRってなに?初心者にもわかりやすく解説
VRは「バーチャル・リアリティ」の略
VRとは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)」の略で、日本語にすると「仮想現実」です。特別なゴーグルやスマホを使うと、実際には存在しない空間や景色を“そこにいるかのように”体験できます。
ゴーグルをつけるとどう見える?
VRゴーグルを装着すると、目の前いっぱいに映像が広がり、上下左右を見回すと映像も同じように動きます。
例えばジェットコースター映像を見ると、本当に乗っているような臨場感が味わえます。
スマホだけでも簡単に体験可能
専用ゴーグルがなくても、スマホ画面を左右に分けて立体的に見せる簡易方式で体験できます。Google Cardboardなど、数百円から試せる簡易ゴーグルもあります。
VRゴーグルのイメージ
VRゴーグルを装着すると、仮想空間が目の前に広がります。

Google Cardboardのイメージ
スマホを差し込むだけで体験できる簡易VRゴーグル。

Google Cardboardについての注釈:
かつてGoogleが公式に提供していた「Google Cardboard」は現在販売ページが存在しません。そのため、今は入手が難しい状況です。
類似商品の紹介:
Amazonなどでは、同じようにスマホを差し込んで使える段ボール製・簡易VRゴーグルが販売されています。価格は1,000円前後からと手頃です。
➡ AmazonでGoogle Cardboard互換品を探す
まずはこうした安価な簡易VRゴーグルを試してみることで、専用のVRゴーグルを買う前に「自分に合うかどうか」を体験することができます。
万博VRとは?わかりやすく解説
万博をVRで体験するとはどういうこと?
「バーチャル万博 ~空飛ぶ夢洲~」は、アバターとして3DCGで再現された夢洲会場を巡りながら、展示やイベントを体験できる公式VR・メタバースコンテンツです。
24時間・世界中からアクセス可能で、距離の壁を越えたバーチャル体験を提供します。
実際にどんなコンテンツがあるの?
アバターでの交流、翻訳機能付きチャット、パビリオン巡りなど多彩な体験が可能です。
TOPPAN制作の「Live Earth Journey」など、バーチャルならではのコンテンツも展開されています。
本物の万博とVR体験の違いと魅力
リアル会場の熱気はありませんが、VRなら「移動不要」「混雑回避」「24時間参加可能」「世界中の人と交流」などの強みがあります。
万博VR体験に必要なものは?
VRゴーグルは必要?スマホで体験できる?
VRゴーグル(Meta Quest 2/3など)があれば没入感が高まりますが、スマホやPCでも十分体験可能です。
公式FAQによると、スマホ・PC・VRゴーグルに対応しています。
対応するデバイス例
デバイス | 対応状況 |
---|---|
スマホ(iOS/Android) | 公式アプリ対応 |
PC(Windows/Mac) | ブラウザ版・アプリ対応 |
Meta Quest 2/3 | 没入感の高いVR体験可能 |
アプリ・サービスの選び方
まずは無料の公式アプリ (Google Play) / (App Store) を利用しましょう。スマホ・PC・VR機器すべてに対応しており、導入が簡単です。
詳しくは公式案内ページでも確認できます。
万博VRのやり方・体験の始め方
ステップ①:アプリをインストールする
2025年4月3日から公式アプリが提供開始されました。スマホのストアや公式サイトからダウンロードできます。
ステップ②:アカウント作成やログイン方法
Expo IDを作成すると、アバターやSNS機能も利用可能になります。
ステップ③:実際の体験の流れ
アバターを設定し、ワープやミニマップで会場を巡ります。操作に慣れるとスムーズに体験できます。
アバターって何?
アバターは、VRやメタバースの中で動く「あなたの分身」です。見た目(髪型・服装・体型・色など)や名前を選び、仮想会場を歩いたり、手を振る・お辞儀するなどの身振り(エモート)を使って人と交流します。
基本的な流れ
- アプリ内でアバターのテンプレートを選ぶ
- 髪型・服・色などをカスタマイズする
- 表示名(ニックネーム)を設定する
- 移動・視点切替・エモート・チャットなどの操作を練習する
アバターでできること
- 会場内の移動(歩く/ワープ)、展示の閲覧、イベント参加
- テキストや音声での会話、翻訳機能付きチャットの利用(対応環境のみ)
- エモートで挨拶・リアクションを伝える、記念撮影(スクリーンショット)
安全・プライバシーのポイント
- 実名は不要。表示名はニックネームにする
- 不快な相手はミュート/ブロック機能を使う
- ボイスチャットは必要に応じてオフにできる
- 撮影や配信をする場合は、周囲への配慮と一言を
楽しむコツ
- 最初は人の少ないエリアで操作練習(移動・視点・ジャンプ・エモート)
- 他ユーザーと距離を保ち、譲り合いのマナーで行動する
- 見やすい色の服装にすると、混雑時でも仲間に見つけてもらいやすい
Q. 実名や顔写真は必要?
A. 不要です。表示名はニックネームで問題ありません。
Q. 声を出さなくても参加できる?
A. できます。テキストチャットやエモートのみでも十分楽しめます。
Q. 子どもと一緒に使って大丈夫?
A. 保護者の見守りとプライバシー設定の確認を行えば安心して体験できます。
トラブル時のQ&A
- 動作が重い場合:PC+Wi-Fiを推奨。グラフィック設定を下げて改善。
- 言語の壁:翻訳チャット機能で解決可能。
スマホだけでもできる!簡単VR体験方法
スマホを使った簡単VR体験法
簡易VRゴーグルを活用して、没入感を高めましょう!
費用を抑える工夫
- 公式アプリは無料
- スマホ+簡易ゴーグルで体験可能
子どもと一緒に楽しむ工夫
親子でアバターを操作したり、パビリオンを一緒に巡ると教育的価値も高まります。
オススメの万博VRアプリ・サービス紹介
有名サービス比較
- 公式アプリ:最初に試すならこれ一択
- KDDI αU metaverse:関連体験コンテンツあり
料金比較
いずれも基本無料。アバター装飾など追加要素は有料の場合もあります。
利用者の口コミ
redditユーザーからは「MMOのような体験ができる」「アプリが少し重い」といった声があります。参照
教育・イベント活用にも!VR万博の可能性
教育への活用
遠隔授業やSDGs教材としての利用価値があります。
イベント事例
NTTの「Another Me Planet」など、最新技術を用いた展示も展開されています。
未来の学びとの関連
EXPO COMMONSと連動し、社会参加型のメタバース学習が広がる期待があります。
まとめ
万博VRは、距離や時間の制約を越え、混雑や猛暑の不安から解放してくれる未来体験です。移動が難しい方や、体調や気温を理由に来場を諦めた方にとっても、新しい希望となる手段です。
まずはスマホでアプリを入れて一歩を踏み出しましょう。世界中の人々とつながり、未来社会の姿をVRで共有する体験が、すぐそこに広がっています。
補足:VR商品の紹介
商品名 | 特徴 | 価格 | リンク |
---|---|---|---|
Meta Quest 2(64GB) | スタンドアロンで本格VR体験可能。対応アプリも豊富。 | 約22,980円 | ゲオオンラインストア |
ハコトリップ1眼タイプ | スマホを差し込む簡易VRゴーグル。低価格で入門向き。 | 1,320円 *オススメ | 親子の時間研究所STORE |
コメント