車いすで外出するときは、財布やスマートフォンだけでなく、飲み物、タオル、着替え、雨具、薬など、持ち歩く荷物が多くなりがちです。
荷物をまとめるために便利なのが、車いすへ取り付けるバッグです。
しかし、車いす用バッグは「荷物がたくさん入ればよい」というものではありません。
バッグの取り付け位置や荷物の重さによっては、
・車いすが後ろへ傾きやすくなる
・介助者が押しにくくなる
・バッグがタイヤへ触れる
・ブレーキを操作しにくくなる
・自走時にハンドリムへ手を伸ばしにくくなる
といった問題が起こります。
特に注意したいのが、車いすの押し手に重いバッグをぶら下げる使い方です。
平らな場所では問題なく見えても、段差や上り坂では車いすの重心が後ろへ移り、前輪が浮いたり、後方へ転倒したりする危険があります。
また、必要なものを取り出しにくくなります。
この記事では、車いす用バッグの種類と、それぞれに向いている荷物、安全な取り付け位置、介助者が押しやすいバッグの選び方を紹介します。
車いすの押し手に重いバッグを掛けるのは危険
車いすの押し手に、買い物袋やリュック、トートバッグを掛けている人は少なくありません。
取り付けが簡単で、荷物もたくさん入れられるため、一見すると便利な方法です。
しかし、押し手は車いすの後方にあります。
そこへ重い荷物を掛けると、車いすの重心が後ろへ移ります。
テクノエイド協会の事故・ヒヤリハット情報でも、手押しハンドルに重い荷物を掛けた車いすが、段差や上り坂で後方へ転倒しそうになった事例が紹介されています。
介助者が後ろにいても、利用者と車いすの重さを支えきれず、一緒に転倒する可能性があると説明されています。
平らな場所で安定していても安心できない
平らな床の上では、重いバッグを掛けても車いすが倒れないことがあります。
しかし、次のような場面では車いすの前側が浮きやすくなります。
・上り坂を進むとき
・小さな段差を越えるとき
・介助者がキャスターを持ち上げるとき
・利用者が深く背もたれへ寄りかかったとき
・ティルトやリクライニングを使用したとき
後付けした荷物や機器によって重心位置が変わると、もともと安定性の高い車いすでも、後方転倒の危険が高まることがあります。
バッグ自体の耐荷重に余裕があっても、車いすが安全とは限りません。
「バッグに何kg入れられるか」だけでなく、「その重さを車いすのどこへ載せるか」を考える必要があります。
転倒防止バーがあっても荷物を掛けすぎない
車いすによっては、後方転倒を防ぐための転倒防止バーが付いています。
ただし、転倒防止バーは、押し手へ重い荷物を自由に掛けてもよいという意味ではありません。
車いすの安定性は、利用者の体格や姿勢、車軸の位置、坂道の角度、荷物の重さなどによって変わります。
転倒防止バーを過信せず、重い荷物を車いすの後方へ集中させないことが基本です。
車いす用バッグの主な種類
車いす用バッグには、取り付ける場所によっていくつかの種類があります。
どれが最も優れているというものではなく、
・誰が荷物を取り出すのか
・何を入れるのか
・自走するのか
・介助者が押すのか
によって、使いやすいバッグが変わります。
背面バッグ
背面バッグは、車いすの背もたれや押し手付近へ取り付けるタイプです。
収納量が多く、着替え、雨具、タオル、介護用品などをまとめて入れやすいのが特徴です。
背面バッグのメリット
・大きな荷物を収納しやすい
・利用者の膝まわりが狭くならない
・介助者が荷物を取り出しやすい
・リュックのような大きめの商品が多い
背面バッグの注意点
背面バッグへ重い荷物を入れると、車いすの重心が後方へ移りやすくなります。
特に、
・飲み物を何本も入れる
・大量の買い物を入れる
・重いバッテリーや機器を入れる
・バッグの外側へさらに荷物をぶら下げる
といった使い方には注意が必要です。
また、バッグが大きすぎると、介助者の膝や足に当たることがあります。
歩くたびにバッグが介助者へ当たると、歩幅が小さくなり、車いすを押しにくくなります。
背面バッグを選ぶときは、収納量だけでなく、装着したときの奥行きも確認しましょう。
座面下のアンダーバッグ
アンダーバッグは、座面の下に取り付けるタイプです。
バッグの位置が比較的低いため、後方へ大きく張り出しにくく、介助者の足にも当たりにくいのが特徴です。
アンダーバッグのメリット
・車いすの後方へ大きく張り出しにくい
・介助者の膝や足に当たりにくい
・外から中身が見えにくい
・背面バッグと併用しやすい
重い荷物を載せる場合は、車いすの後方上部へ載せるより、できるだけ低く、車体中央に近い位置へ置くほうが、重心を後ろへ移しにくいと考えられます。
ただし、車いすの構造は一台ずつ異なるため、アンダーバッグなら必ず安全というわけではありません。
アンダーバッグの注意点
座面下には、
・折りたたみ部分
・クロスフレーム
・ブレーキ周辺の部品
・ティルトやリクライニングの機構
・電動車いすの配線やバッテリー
などがある場合があります。
バッグや取り付けベルトがこれらの部品へ接触すると、折りたたみや車いすの操作を妨げる可能性があります。
また、利用者本人が座ったまま荷物を取り出すのは難しい場合があります。
スマートフォンや財布など、頻繁に使うものを入れるより、予備のタオルや雨具などを入れるのに向いています。
サイドバッグ
サイドバッグは、車いすのアームサポートや座面横のフレーム付近へ取り付けるタイプです。
利用者本人が手を伸ばしやすいため、自走する人にも使いやすいバッグです。
サイドバッグのメリット
・利用者本人が荷物を取り出しやすい
・スマートフォンや財布を入れやすい
・背面バッグより荷物を管理しやすい
・介助者へ頼まずに小物を出し入れできる
サイドバッグの注意点
自走式車いすでは、座面の横に後輪とハンドリムがあります。
バッグが外側へ張り出すと、
・手がバッグへ当たる
・ハンドリムを最後まで回せない
・バッグのひもがスポークへ入る
・バッグがタイヤへ擦れる
といった問題が起こります。
車いすには、衣類などが車輪へ巻き込まれるのを防ぐサイドガードがありますが、バッグや長いベルトも車輪へ近づけないことが重要です。車いすの周囲には、駆動輪、ハンドリム、駐車ブレーキ、介助ブレーキなど、操作や走行に必要な部品が集まっています。
サイドバッグを取り付けた後は、ハンドリムを前から後ろまで回し、手や腕がバッグへ当たらないか確認しましょう。
アームサポート用の小物バッグ
スマートフォン、財布、鍵、ティッシュなど、少量の小物を入れるためのバッグです。
サイドバッグより小さく、アームサポートやフレームへベルトで固定する商品が多くあります。
小物バッグのメリット
・必要なものをすぐに取り出せる
・大きなバッグの中を探さなくてよい
・荷物を利用者本人の近くで管理できる
・背面バッグへ貴重品を入れずに済む
小物バッグの注意点
車いすからベッドや自動車へ移乗するときに、バッグが邪魔になることがあります。
横から移乗する人は、
・アームサポートを跳ね上げられるか
・アームサポートを取り外せるか
・移乗ボードを使用できるか
・衣類や身体がバッグへ引っかからないか
を確認しましょう。
頻繁に移乗する場合は、バッグを簡単に取り外せるタイプが便利です。
膝上・前掛けタイプのバッグ
利用者の膝や太ももの上へ載せるタイプです。
財布やスマートフォンなどを自分で取り出しやすい一方、バッグの重さが身体へ直接かかります。
膝上バッグのメリット
・利用者本人が中身を確認しやすい
・貴重品を目の届く場所へ置ける
・車いすの後方へ荷重をかけにくい
・車輪やブレーキへ接触しにくい
膝上バッグの注意点
バッグが大きすぎると、
・姿勢が崩れる
・身体を前へ曲げにくくなる
・足元を確認しにくくなる
・移乗時に外す手間がかかる
ことがあります。
ベルトで身体や車いすへ固定するタイプは、緊急時や移乗時にすぐ外せる構造かを確認しましょう。
バッグを選ぶ前に「誰が使うか」を決める
車いす用バッグを選ぶときは、最初に誰が中身を取り出すのかを考えます。
車いす利用者本人が使う場合
本人がよく使うものは、手の届く場所へ収納します。
たとえば、
・スマートフォン
・財布
・交通系ICカード
・ハンカチ
・飲み物
・自宅の鍵
などです。
背面バッグだけでは本人が手を伸ばしにくいため、サイドバッグや小物バッグとの併用が向いています。
介助者が使う場合
介助者が管理する荷物には、
・着替え
・タオル
・雨具
・介護用品
・予備の飲み物
・おむつや衛生用品
などがあります。
収納量の多い背面バッグが便利ですが、介助者の足へ当たらず、押し手や介助ブレーキを妨げない大きさを選ぶ必要があります。
本人と介助者の両方が使う場合
すべての荷物を一つの大きなバッグへ入れるより、
・本人用の小物はサイドバッグ
・大きな荷物はアンダーバッグまたは背面バッグ
というように分けると使いやすくなります。
荷物を分けることで、財布やスマートフォンを取り出すたびに、介助者へ頼む必要もなくなります。
介助者が押しやすい背面バッグの取り付け位置
背面バッグは、取り付け位置が数cm変わるだけでも、介助者の押しやすさが変わります。
押し手のグリップをふさがない
バッグのベルトを押し手へ巻き付ける場合は、介助者が握る部分を残します。
グリップの中央までベルトがかかると、しっかり握れなくなります。
濡れた日や坂道では、手が滑る原因にもなります。
介助ブレーキを操作できるようにする
介助ブレーキ付きの車いすでは、押し手の近くにブレーキレバーがあります。
バッグのベルトや本体がレバーへ重なると、とっさにブレーキを握れません。
取り付け後は左右両方のブレーキを握り、最後まで正常に動くか確認しましょう。
バッグの底を低くしすぎない
背面バッグの底が低すぎると、介助者の膝やすねに当たります。
また、段差を越えるときに介助者がティッピングレバーを踏みにくくなる場合があります。
バッグへ実際の荷物を入れた状態で、介助者が普段の歩幅で歩けるか確認しましょう。
左右のベルトを同じ長さにする
バッグが左右どちらかへ傾いていると、歩くたびに揺れたり、タイヤへ近づいたりします。
左右のベルトを同じ長さに調整し、バッグの中央が背もたれの中央付近に来るよう取り付けます。
バッグが背もたれより横へ出すぎないようにする
車いすの横幅よりバッグが大きく張り出すと、狭い通路やドア、エレベーターでぶつかりやすくなります。
背面バッグは、できるだけ背もたれの幅に収まるものが扱いやすくなります。
自走式車いすで確認したいポイント
自走式車いすでは、利用者が両腕を大きく動かします。
バッグが小さくても、取り付け位置が悪いと操作を妨げます。
購入前と取り付け後に、次の動作を確認しましょう。
・ハンドリムの上側を握れる
・腕を後ろまで引ける
・左右へ方向転換できる
・駐車ブレーキを操作できる
・前かがみになったときバッグが身体へ当たらない
・移乗するときバッグを簡単に外せる
サイドバッグは便利ですが、厚みがあると腕が外側へ広がり、肩へ負担がかかる場合があります。
普段と同じ姿勢でハンドリムを操作できることが重要です。
介助式車いすで確認したいポイント
介助式車いすでは、介助者が押し手、介助ブレーキ、ティッピングレバーを使用します。
背面バッグを取り付ける場合は、
・両方の押し手を握れる
・左右の介助ブレーキを操作できる
・バッグが介助者の足へ当たらない
・段差でティッピングレバーを踏める
・バッグが後輪へ触れない
ことを確認します。
介助者の身体にバッグが当たり続けると、車いすから少し離れた姿勢で押すことになります。
車いすから離れて押すと、曲がるときや段差を越えるときに力を伝えにくくなるため、介助者が車いすの近くを自然に歩けることが大切です。
電動車いすで確認したいポイント
電動車いすでは、手動車いすとはフレームや車輪の位置が異なります。
バッグを取り付ける前に、車いすの取扱説明書を確認しましょう。
特に避けたいのは、
・バッテリーの取り外しを妨げる
・充電端子を覆う
・配線へベルトを巻き付ける
・モーターや放熱部分をふさぐ
・ジョイスティックの操作を妨げる
ような取り付け方です。
電動車いすへ専用品以外のバッグを取り付ける場合は、販売店や車いす業者へ確認すると安心です。
酸素ボンベや医療機器をバッグへ入れない
酸素ボンベ、吸引器、呼吸器などは、一般的な荷物とは重さや固定方法が異なります。
通常の車いす用バッグへ入れたり、押し手へぶら下げたりするのではなく、使用している機器に合った専用ホルダーや固定具を使用します。
テクノエイド協会でも、酸素ボンベなどを後付けしたことで車いすの重心が後方へ移り、転倒しそうになった事例が紹介されています。
医療機器を車いすへ取り付ける場合は、車いす業者や医療機器の担当者へ相談しましょう。
防水性だけでなくファスナーの使いやすさも確認する
車いすで外出すると、バッグが雨に濡れることがあります。
バッグ本体に撥水性や防水性があっても、ファスナーや縫い目から水が入る場合があります。
雨の日にも使用するなら、
・ファスナー部分に雨よけがある
・内側を拭き取りやすい
・濡れた物を分けて入れられる
・底面が水を吸いにくい
・使用後に乾かしやすい
といった点を確認しましょう。
また、ファスナーのつまみが小さすぎると、手指を動かしにくい人には扱いにくくなります。
大きなリングやひもが付いているものは、指をかけやすくなります。
貴重品を背面バッグへ入れるときの注意
背面バッグは利用者から見えにくく、人混みではバッグの様子を確認できません。
財布やスマートフォンなどの貴重品は、
・利用者の前側にあるバッグへ入れる
・内側のファスナーポケットへ入れる
・簡単に開けられない位置へ収納する
などの対策を考えましょう。
背面バッグを使用する場合は、ファスナーの開口部が上向きのまま大きく開かないかも確認します。
車いす用バッグを選ぶ12のチェックポイント
購入前に、次の項目を確認しましょう。
1.誰が荷物を取り出すのか
本人用か、介助者用かを決めます。
2.何を入れるのか
必要な容量だけでなく、荷物を入れたときの重さも確認します。
3.車いすのどこへ取り付けるのか
背面、座面下、側面、膝上から選びます。
4.押し手へ重さが集中しないか
重い荷物を後方上部へ集めないようにします。
5.タイヤやスポークへ触れないか
バッグ本体だけでなく、ベルトやひもにも注意します。
6.ハンドリムを操作できるか
自走する人は、腕を前後へ動かして確認します。
7.駐車ブレーキを操作できるか
バッグを付けた状態で左右のブレーキを確認します。
8.介助ブレーキを握れるか
背面バッグのベルトがレバーへ重ならないようにします。
9.介助者の足へ当たらないか
荷物を入れた状態で実際に歩いて確認します。
10.折りたたみや移乗を妨げないか
車いすを自動車へ積む人は、バッグを簡単に外せるものが便利です。
11.雨に濡れても手入れしやすいか
撥水性、防水性、乾かしやすさを確認します。
12.取り付けベルトを調整できるか
車いすのフレームに合わせて、長さを細かく調整できるものを選びます。
失敗しやすい車いす用バッグの選び方
容量だけで選ぶ
大きなバッグは便利ですが、荷物を入れるほど重くなります。
「入る量」だけでなく、「安全に運べる量」を考えましょう。
普通のリュックを押し手へ掛ける
一般的なリュックは、車いすへの固定を前提に作られていません。
肩ひもが長く垂れたり、歩くたびにバッグが揺れたりすることがあります。
使用する場合は、バッグが後輪や介助者の足へ触れないよう確実に固定する必要があります。
バッグの耐荷重だけを確認する
バッグが重さに耐えられても、車いすの重心が後ろへ移れば転倒の危険があります。
バッグ側と車いす側、両方の安全性を確認します。
空の状態だけで取り付けを確認する
空のバッグでは問題がなくても、荷物を入れると下へ垂れたり、横へ膨らんだりします。
普段持ち歩く荷物を入れた状態で確認しましょう。
取り付けたまま車いすを折りたたむ
アンダーバッグや背面バッグによっては、取り付けたままでは車いすを折りたためません。
無理に折りたたむと、バッグのベルトや車いすの部品を傷める可能性があります。
外出前の安全チェック
バッグへ普段の荷物を入れ、平らで安全な場所で確認します。
□ 押し手に重い荷物が集中していない
□ バッグやベルトが後輪へ触れていない
□ バッグがキャスターや地面へ接触していない
□ 自走時にハンドリムを最後まで操作できる
□ 駐車ブレーキを操作できる
□ 介助ブレーキを握れる
□ 介助者の膝や足にバッグが当たらない
□ ティッピングレバーを使用できる
□ 移乗やアームサポートの操作を妨げない
□ 車いすを左右へ曲げてもバッグが大きく揺れない
□ 段差で前輪が浮きやすくなっていない
□ ファスナーが閉まっている
荷物の量や中身を変えたときも、同じように確認しましょう。
まとめ|バッグは容量より取り付け位置が重要
車いす用バッグを選ぶときは、収納量やデザインだけでなく、荷物の重さと取り付け位置を確認することが大切です。
特に、押し手へ重いバッグを掛けると、車いすの重心が後方へ移り、段差や上り坂で後方転倒する危険があります。
バッグを選ぶときは、
・重い荷物を車いすの後方へ集中させない
・タイヤやハンドリムへ触れない
・駐車ブレーキと介助ブレーキを操作できる
・介助者の足へ当たらない
・移乗や折りたたみを妨げない
・本人が必要な荷物を取り出せる
ことを確認しましょう。
収納量の多い背面バッグが便利な人もいれば、重心が低いアンダーバッグや、本人が使いやすいサイドバッグが向いている人もいます。
一つの大きなバッグへすべてを入れるのではなく、本人用と介助者用に分ける方法もあります。
車いす用バッグは、荷物を運ぶためだけの道具ではありません。
安全に取り付けられ、利用者と介助者のどちらも使いやすいことが、長く活用するための条件です。
第3回では、車いす用バッグ、レインポンチョ、ドリンクホルダー、防寒ケープ、タイヤカバーなど、車いすでの外出をラクにする便利グッズをまとめて紹介します。
※バッグを取り付けられる位置や安全な荷物の重さは、車いすの種類や利用者の姿勢によって異なります。使用している車いすとバッグの取扱説明書を確認し、不安がある場合は車いす業者や福祉用具専門相談員へ相談してください。

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