最終更新日：2025-10-08（JST）
メジャーの舞台で規格外の結果を積み上げる大谷翔平選手。
その圧倒的な活躍の“裏側”には、静かに集中を整える習慣——漫画があります。遠征の長いフライトや移動の隙間に物語へ没入し、緊張をほどき、次の勝負に向けて心身を再充電する。2024年には「ジャンプスポーツ漫画賞」の審査員を務め、2025年もSNSで作品ニュースに反応。競技と物語が地続きにある、その現在地をまとめました。
大谷翔平選手の「好きな漫画」と漫画観
『SLAM DUNK』（作者：井上雄彦）
高校バスケットを題材に、挫折と成長、チームの化学反応を描く代表作。大谷選手は「何十回も読んだ」と語り、好きなキャラクターに仙道彰、共感する人物に神宗一郎を挙げています。勝負勘と反復練習——彼の競技哲学と作品の核が響き合っています。
参考：Real Sports（インタビュー）
『呪術廻戦』（作者：芥見下々）
人の負の感情から生まれる呪霊と呪術師の戦いを描くダークファンタジー。2021年の打席登場曲にアニメED「LOST IN PARADISE feat. AKLO」（ALI）を採用。試合前のメンタルを切り替える“儀式”として作品世界を取り入れていました。
参考：mysound（登場曲まとめ）
『鬼滅の刃』（作者：吾峠呼世晴）
家族を失った主人公が仲間と鍛錬を重ね、困難を乗り越える物語。緻密な修練と心の呼吸というテーマは、トップ選手の反復と集中に通じます。
参考：作品基礎情報
『キングダム』（作者：原泰久）
春秋戦国時代を舞台に、下僕から将軍を目指す少年と若き王の中華統一を描く長期成長譚。長期目線の戦略・準備という軸は、年間を通じたピーク管理と親和性が高い。
参考：作品基礎情報
『ダイヤのA』（作者：寺嶋裕二）
エースを目指す投手のライバル関係と、日々の練習が試合で可視化される“野球のリアル”を描写。反復と積み上げの価値は、大谷選手の歩みとも重なります。
参考：作品基礎情報
『ハイキュー!!』（作者：古舘春一）
小柄な主人公がチームで頂点を目指す、“身体的制約×工夫”の最適解を探る作品。役割最適化とチームのシナジーは、MLBのロスター運用にも通じます。
参考：作品基礎情報
『MAJOR』（作者：満田拓也）
野球を通じた成長を描く長編。現実の大谷選手が物語の常識を拡張した、という文脈で語られることが多い作品です。
参考：NEWSポストセブン（関連談話）
どんな時に読んでいるか（同僚・周囲の証言）
機内・遠征の長時間移動が「物語の時間」
投手のタイラー・グラスノーは、長距離フライト中に「ずっとコミックを読んでいる」と証言。遠征のスキマで集中を解き、次の試合に向けて心身を整えるルーティンがうかがえます。
参考：Foul Territory（X動画）
チームメイトの実感：「となりにいると、いつも漫画やアニメ」
エンリケ・ヘルナンデスは、日常の楽しみとして漫画・アニメを楽しむ素顔を語っています。重圧を軽やかにいなす日常の工夫が見えます。
参考：MLB Network（映像）
【遠征日の過ごし方（証言ベースのイメージ）】 移動前 準備・ミーティング ↓ フライト中 🛫（機内で漫画を読む：長時間の再充電） ↓ 到着後 コンディショニング／ケア ↓ 試合前 ルーティン・アップ（音楽・集中） ↓ 試合 オンの集中 ↓ 宿泊先 クールダウン／必要に応じて就寝前に軽い読書
登場曲リンク（公式で聴ける音源）
2021年の打席登場曲に採用された『呪術廻戦』ED曲：
- ALI – LOST IN PARADISE feat. AKLO（公式MV）
- ALI – LOST IN PARADISE（Re-edit ver.）
- ALI – LOST IN PARADISE（THE FIRST TAKE）
参考：mysound（登場曲）
SNSと最新動向（2025年）
『ジョジョの奇妙な冒険』ニュースにインスタで反応
2025年4月、大谷選手のInstagramストーリーに『ジョジョ』関連の投稿。国内外メディアやMLB公式アカウントも反応し、今も漫画が日常の一部であることがうかがえます。
参考：Full-Count（報道） ／ THE ANSWER（報道）
「完全すぎて漫画にならない」——作家側の視点
- 漫画家つの丸氏（『みどりのマキバオー』）：
「大谷翔平はもうバカが考えたマンガ。こんなネーム描いて出したら担当に突っ返される」とXで発言。
参考：スポニチ - 『ダイヤのA』の寺嶋裕二氏：
「大谷は漫画にしづらい」一方で、活躍が“リアルの範囲”を押し広げ、描ける題材を増やしたという趣旨の談話。
参考：Number Web
2024年：審査員就任とオファーの舞台裏
「ジャンプスポーツ漫画賞」では、井上雄彦／稲垣理一郎／藤巻忠俊／大谷翔平選手の審査陣が話題に。編集部の「ダメ元で依頼→快諾」という趣旨の報道もありました（一次公式は審査員就任の事実）。
参考：ジャンプ公式特設 ／ 少年ジャンプ編集部（公式X）
現在のチーム状況と大谷選手の近況（2025-10-08）
- チーム（ドジャース）：2025年ポストシーズンはNLDSで2勝0敗と先行中。シリーズはホームに戻り第3戦へ。
参考：TrueBlueLA ／ New York Post（シリーズ記事） - 大谷翔平選手：主軸として出場。直近の詳細成績は日々更新されるため、球団公式・現地メディアでご確認ください。
まとめ
- 好きな漫画は『SLAM DUNK』が本命。仙道に憧れ、神に共感する発言は、勝負勘と反復練習という二軸を象徴。
- 読むタイミングは長距離移動（機内）が中心。遠征のスキマで心身を再起動するルーティンとして機能。
- SNS反応は2025年も継続。『ジョジョ』ニュースに即反応するなど、物語は今も日常の一部。
- 作家側の視点では「完全すぎて漫画にならない」と唸らせる一方、現実が“描けるリアル”を押し広げている。
- チーム状況は好スタート。心を整える“物語の時間”が、長いシーズンの集中の持続に確かに寄与している。
おまけ：米メディアの「大谷翔平 × MANGA/ANIME」報道まとめ
米国側でも「大谷＝マンガ／アニメ文化と近い」文脈は継続的に報じられています。一次記事・公式のみ厳選しました。
| 媒体 | 見出し / 内容 | リンク | 要点 |
|---|---|---|---|
| MLB.com | Heroes of the Game（アニメ短編で大谷を“ヒーロー化”） | 公式記事 | ONE PIECE/鋼の錬金術師などのクリエイターと提携。2025/3/26公開。 |
| ESPN | MLBが“Heroes of the Game”アニメ施策を発表（大谷・Judge ら） | 特集記事 | MLBのグローバル施策としてアニメ活用を解説。大谷が主要キャスト。 |
| MLB.com | 『鬼滅の刃』コラボ短編でド軍×カブス東京シリーズを演出 | 公式記事 | 2025/3/6。大谷らメジャースターをアニメ世界観でプロモーション。 |
| Foul Territory（米番組） | タイラー・グラスノー「大谷は5時間のフライトでコミック読み続ける」 | X動画 ／ YouTube Shorts | 移動中＝漫画タイムの“本人周辺証言”。リラックス・再集中の一端。 |
| MLB.com | “ワンピース新章プレミアとWS中継の兼ね合い”を話題化（大谷の存在感に言及） | 公式記事 | アニメ/メジャーの相互影響を扱う文脈で大谷の象徴性を示す。 |
| TrueBlueLA | 「大谷はどのマンガ/アニメが好き？」ファン視点の話題化 | 記事 | 米ファンコミュニティでも“趣味＝マンガ/アニメ”が関心テーマ。 |
| The Popverse | 大谷の好きなマンガ（『SLAM DUNK』ほか）と登場曲『呪術廻戦』を整理 | 特集 | 英語圏ポップカルチャー媒体による“嗜好まとめ”。 |
| YouTube（MLB公式） | Heroes of the Game：アニメ短編（大谷出演回含む） | 公式動画 | 手描きアニメ手法×スター選手。文化としての“アニメ×MLB”。 |
いずれも米側の一次ソース（公式記事・大手スポーツメディア・番組公式）で、画像著作権に触れないようリンク中心に整理しています。
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