軽自動車を選ぶ前に確認したい5つのポイント
「障害児家庭におすすめの軽自動車は?」
そう聞かれることがありますが、実は答えは一つではありません。
同じ年齢のお子さんでも、
- 抱っこで乗れる子
- 車いすを利用している子
- 医療的ケアが必要な子
では、必要な車はまったく違います。
また、
- 通学が中心
- 通院が中心
- 家族旅行が多い
- 兄弟がいる
といった家庭環境によっても選ぶべき車は変わります。
そこでまずは、車種を見る前に確認しておきたい5つのポイントをご紹介します。
① 将来、車いすを使う可能性はありますか?
これが最も重要です。
今は歩けていても、
- 疲れると車いすを使う
- 成長とともに歩行が難しくなる
- 長距離だけ車いすを利用する
というケースもあります。
もし将来的に車いすを利用する可能性があるなら、
普通の軽自動車だけでなく、
スロープタイプの福祉車両
も候補に入れておくことをおすすめします。
「まだ早いかな。」
と思って普通車を購入したものの、
数年後に
「車いすが積めない。」
「抱っこできなくなった。」
という理由で買い替えるケースは珍しくありません。
車は何年も使うものです。
だからこそ、
“今”ではなく”将来”を考えて選ぶこと
が大切です。
② 抱っこでの乗せ降ろしはあと何年続けられますか?
知恵袋や保護者ブログを見ると、
最も多い悩みの一つが
「抱っこが限界です。」
という声です。
最初は10kg程度だった子どもも、
小学校高学年では30kgを超えます。
毎日の送迎で、
抱っこ
↓
シートへ移動
↓
車いすを積む
という作業を続けると、
介助者の腰や肩への負担は想像以上です。
実際には、
お子さんよりも
介助する家族が先に限界を迎える
ことも少なくありません。
そのため、
「まだ乗せられる。」
ではなく、
「あと3年後も続けられるか。」
という視点で考えてみてください。
③ 車いす・バギー・荷物は全部積めますか?
障害児家庭では、
車に積むものが意外と多くなります。
例えば、
- 車いす
- バギー
- 吸引器
- 酸素ボンベ
- オムツ
- 着替え
- 医療用品
- 学校用品
さらに兄弟がいる家庭では、
ベビーカーやランドセルまで加わることもあります。
「車いすは積めた。」
でも、
荷物が入らない。
というケースは少なくありません。
カタログを見るだけでは分からないため、
購入前には
実際に普段使っている車いすや荷物を積んで確認する
ことをおすすめします。
④ ご家族は何人で乗りますか?
福祉車両を選ぶ際に見落としやすいのが、
乗車人数
です。
例えば、
車いすのまま乗車できるスロープタイプでは、
車いすを載せる位置によって
乗れる人数が変わる場合があります。
「子どもは乗れた。」
でも、
お父さん、お母さん、兄弟まで乗ると定員オーバー。
そんなこともあります。
また、
祖父母も一緒に出掛ける機会が多いなら、
軽自動車よりコンパクトミニバンが向いている場合もあります。
家族全員が乗った状態をイメージして選ぶことが大切です。
⑤ 毎日使う車ですか?それとも週末だけですか?
車選びでは、
利用頻度も重要です。
例えば、
毎日
- 通学
- 通院
- リハビリ
に使うなら、
少し価格が高くても
介助しやすい福祉車両を選ぶ価値があります。
一方、
休日のお出かけだけなら、
通常のスライドドア軽自動車でも十分なケースがあります。
つまり、
「どの車が一番いいか。」
ではなく、
「どんな使い方をするか。」
で最適な車は変わります。
焦って車種を決めないでください
ここまで読んで、
「結局どの車がいいの?」
と思われたかもしれません。
でも、この5つを整理しないまま
人気ランキングだけで車を選ぶと、
数年後に後悔する可能性があります。
まずは、
- 将来車いすを使うか
- 抱っこはあと何年続けられるか
- 荷物はどれくらいあるか
- 家族は何人で乗るか
- 毎日使うのか
この5つを書き出してみてください。
それだけで、候補はかなり絞られます。
次回予告
次の記事では、
いよいよ主要メーカーの軽自動車を比較します。
まずは障害児家庭から人気の高い
Honda N-BOX スロープ
を中心に、
- なぜ人気なのか
- どんな家庭に向いているのか
- デメリットはあるのか
まで詳しく解説します。

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