オリックスレンタカーでは、車いす対応の福祉車両をレンタルできます。
ただし、普通のレンタカーとは予約方法が違います。
福祉車両はWeb予約ができません。取扱店舗へ直接問い合わせて予約します。
また、すべてのオリックスレンタカー店舗で福祉車両を扱っているわけではありません。
この記事では、オリックスレンタカーの福祉車両について、取扱車種・料金・予約方法・注意点を2026年8月時点の公式情報をもとにまとめます。
福祉車両レンタカー全体の料金や他社との違いを知りたい方は、福祉車両レンタカーの種類と料金を比較した記事も参考にしてください。
オリックスレンタカーでは福祉車両を借りられる
オリックスレンタカーでは、車いす利用者向けとして次のような福祉装置を備えた車両を案内しています。
- 車いす収納装置付き車
- 車いす昇降装置・固定装置付き車
- 車いすとして使用できる着脱式シート付き車
- 電動リフトアップシート付き車
つまり、車いすのまま乗車するタイプだけでなく、車の座席へ移乗する人向けの車両もあります。
ここは予約時に間違えやすいところです。
「福祉車両を借りたい」だけではなく、
「車いすのまま乗車したい」
「座席へ移乗するのでリフトアップシートが必要」
まで伝えたほうが確実です。
取扱車種と料金
2026年8月時点で、オリックスレンタカー公式サイトには4クラスが掲載されています。
| クラス | 車種例 | 乗車人数 | 6時間 | 12時間 | 24時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| LCS | N-BOX・タント・エブリイ・ワゴンRなど | 4人 | 7,590円 | 8,690円 | 10,890円 |
| LCA | シエンタ・フリード・アクアなど | 5人 | 8,690円 | 9,790円 | 11,880円 |
| LCB | ノア・セレナなど | 8人 | 14,080円 | 15,180円 | 20,570円 |
| LCC | ハイエース・キャラバンなど | 10人 | 16,830円 | 21,670円 | 27,060円 |
公式サイトでは、これらの福祉車両は消費税非課税として案内されています。
また、任意加入の免責補償料は各クラスとも1,100円/24時間です。
「N-BOX」と書いてあっても車種確約とは限らない
公式サイトに掲載されているのはあくまで「車種例」です。
そのため、
- N-BOXを希望している
- 軽スロープ車が必要
- 大型電動車いすを乗せたい
- リフト付き車が必要
といった条件がある場合は、予約時に実際の車両仕様を確認してください。
特に福祉車両は、同じ車種でも福祉装置の仕様が違うことがあります。
福祉車両はWeb予約できない
ここが普通のオリックスレンタカーとの大きな違いです。
福祉車両はWeb予約の対象外です。
公式サイトの福祉車両取扱店舗一覧から利用したい地域の店舗を探し、直接問い合わせます。
すべての店舗に福祉車両が配置されているわけではないため、まず取扱店舗を探す必要があります。
旅行先で借りたい場合も、
「空港にオリックスレンタカーがあるから大丈夫」
とは限りません。
その店舗が福祉車両の取扱店舗かどうかを先に確認しましょう。
予約するときに伝えておきたいこと
店舗へ問い合わせるときは、次の内容をまとめて伝えると話が早くなります。
- 利用日と利用時間
- 車いすのまま乗車するか、座席へ移乗するか
- 手動車いすか電動車いすか
- 車いすのおおよその幅・長さ・高さ
- 大型車いすの場合は利用者を含めた重量
- 運転者を含めた乗車人数
- 荷物の量
- 希望する車両サイズ
- 返却店舗が出発店舗と異なるか
特に重要なのが、車いす乗車時に何人乗れるかです。
公式ページに「4人乗り」「5人乗り」と掲載されていても、車いすを固定するために座席を使用できなくなる仕様があります。
旅行で利用するなら、人だけでなくスーツケースや介助用品を積めるかも確認しておきましょう。
車いす旅行の準備については、車いすで旅行するコツ|不安を減らして楽しむための準備でも詳しくまとめています。
障がい者割引制度もある
オリックスレンタカーには障がい者割引制度があります。
対象には、身体障害者手帳や療育手帳の交付を受けている人、その介護人などが含まれます。
ただし、利用には専用フォームからのメンバー登録が必要です。
また、福祉車両はWeb予約ができないため、実際にどの割引が適用され、料金がいくらになるのかは予約店舗へ確認するのが確実です。
福祉車両を予約するときに、
「障がい者割引は利用できますか?」
と一緒に聞いておきましょう。
借りる前に福祉装置の操作を確認する
福祉車両を受け取ったら、出発前に福祉装置の使い方を確認しておきましょう。
特に、
- スロープやリフトの出し方
- 車高降下装置の操作
- 車いす固定ベルト
- 車いす利用者用シートベルト
- 福祉装置の収納方法
は、その場で一度操作しておくほうが安心です。
説明を聞いただけでは、現地で「これ、どうするんだっけ?」となりがちです。
福祉装置の補償範囲にも注意
オリックスレンタカーでは任意の免責補償制度に加入できますが、福祉車両ではひとつ注意があります。
公式サイトでは、福祉車両のリフトなどの架装部分は車両補償には含まれるものの、免責補償制度の対象外とされています。
つまり、通常の車体部分と福祉装置では補償の扱いが同じとは限りません。
スロープやリフトなどを破損した場合の負担については、出発前に店舗で確認しておくと安心です。
キャンセル規定も確認しておく
福祉車両は台数が限られるため、予定が決まったら早めに予約したいところですが、キャンセル時には予約取消手数料が発生する場合があります。
オリックスレンタカーでは2026年7月から予約取消手数料の上限も改定されています。
家族の体調によって予定変更の可能性がある場合は、予約時にキャンセル料が発生する日を確認しておきましょう。
福祉車両レンタカーは「必要な日だけ使う」方法として便利
福祉車両を所有すると、車両代だけでなく保険・税金・車検・駐車場などの維持費がかかります。
一方、
- 旅行
- 帰省
- 通院
- 冠婚葬祭
- 福祉車両の修理中
など、使用する日が限られているならレンタカーのほうが合理的な場合があります。
福祉車両を購入するか迷っている人なら、実際にスロープ車などを借りて使い勝手を試してから購入を考えるのもひとつの方法です。
福祉車両を所有しない選択肢については、福祉車両がなくても外出できる?代替手段と家族の工夫も参考にしてください。
まとめ
オリックスレンタカーでは福祉車両を借りられます。
ただし、普通のレンタカーと違って、
- 福祉車両はWeb予約できない
- 取扱店舗が限られる
- 車種例と実際の配車車両が同じとは限らない
- 車いすのサイズや乗車方法を伝える
- 障がい者割引は事前登録が必要
- 福祉装置の操作と補償範囲を確認する
という点には注意が必要です。
一番大事なのは、「福祉車両を借りたい」だけで予約しないこと。
車いすのまま乗るのか、座席へ移乗するのか、何人乗るのかまで伝えて、実際に用意される車両が使えるか確認してから予約しましょう。

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